HOMEへ戻る
クローズアップ

青木家  
<Aokike>
 推薦理由(抜粋)
暖炉やステンドグラスのある洋館が通りに面する,和洋折衷の町家である。高塀を巡らせた外観は新旧が調和する界隈の街なみ整備の模範となっている。
 認定理由
昭和5年(1930)に上棟された。間口が狭く奥行きの深い敷地に対して,町家の平面形式を踏襲せずに,和風建築をベースに洋館部分を付加している。洋館の応接間の漆喰天井やマントルピース風ストーブ,和室の床柱にスギの磨き丸太を用いた座敷など見所が多い。庭を挟んで東に建つ2階建ての土蔵は,庭園のアイストップとして,主屋の数寄屋風の空間と調和するよう外観が整えられた質の高いものである。数寄屋大工が近代的な住宅思潮を入れつつ,数寄屋風意匠を施した希少な住宅である。  
   


◆ 青木家の個別ページはこちらから
◆ 「今月の彩」インデックスページへ戻る