所在地 伏見区 |
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選定番号 第8−025号 |
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推薦理由(抜粋) 伏見区最古とも伝わる神社。天太玉命(あめのふとだまのみこと),天照大神(あまてらすおおみかみ),倉稲魂神(うがのみたまのみこと)が祀られている。現在の社殿は嘉永元年(1848)に建てられた。 認定番号
第149号 認定理由 金札宮は伏見・鷹匠(たかじょう)町に立地する。祭神は天太玉命(あめふとたまのみこと)で旧久米村の産土神(うぶすなかみ)として崇拝されてきた。社伝によると,創建は天平勝宝(てんぴょうしょうほう)2年(750)とも清和天皇の御世(858〜876)とも伝わる。謡曲「金札」では,桓武天皇の勅使が下向した際に天から金の御札が降ってきたことが描かれ,社名の由来になったとされる。南北朝期には社司・金松弥三郎宗廣(かねまつやさぶろうむねひろ)が本願寺の存覚(そんかく)に帰依し,境内に久米寺(後に西方寺に改名)を建立したという。 秀吉の伏見城下町建設に伴い西方寺は外堀の西側に移転し,金札宮は伏見城中に移った。江戸時代に喜雲寺の境内(現在地)に復興され,明治期には廃仏毀釈により金札宮として独立した。本殿は,嘉永元年(1848)に建築されたと伝わる。大正8年(1919)に近隣工場からの火の粉により屋根が焼損し銅板葺に改修された。一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で,透塀(すきべい)で囲み前面に向唐破風(むかいからはふ)の拝所(はいしょ)を設ける。鶴に乗る仙人の彫刻を施した蟇股などの装飾が見られる。この他,拝殿,参門,神輿蔵,稲荷社などが建つ。 古くからの由緒を持つ神社で,神輿が大手筋商店街を練り歩く春季例大祭をはじめ,伏見の祭事においても重要な神社である。伏見の市街地に残る境内空間として景観的にも評価される。 歴史的風致形成建造物 ホームページリンク: 金札宮のホームページはこちら(外部リンク) |
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