所在地 伏見区 |
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選定番号 第6-026号 |
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推薦理由(抜粋) 元医院と伝わる建物で,壁の仕上げやハーフティンバー風の意匠は,全体的にドイツ民家風となっている。応接室や元診療室と思われる部屋が残され医院建築の面影を今に伝えている。 認定番号
第125号 認定理由 岡本家の建物は,伏見の南浜地区に建つ。登記資料は昭和12年(1937)に遡り,建築年代も同時期と考えられる。建築当時は診療所として用いられていたと伝わる。昭和27年に印刷業を営む現所有者の祖父が購入して別荘とし,敷地奥に工場を建てた。 建物は木造3階建て地下1階付,セメント瓦葺である。1階部分モルタル掃付け(ドイツ壁),腰はルスティカ仕上げとし,2階以上をハーフティンバーとする。屋根は玄関上部にゲーブルを見せ,中央には切り上げ窓,東寄り部分は下屋まで葺き下ろす変化のある外観である。内部は,玄関脇(東側)に応接室,和室を設け,クランク状に延びる廊下の南側に洋室と水廻り空間が配される。2階には洋室(寝室)と和室を配する。玄関廻りや応接室のマントルピースなどにはセセッション風の意匠を用いている。ドイツの民家を思わせる変化のある外観を有する洋風住宅であり,洋風建築の少ない伏見地区において町並景観に彩りを添えている。一方,内部には和室も取り入れ,昭和初期における和洋折衷の生活を今に伝える住宅建築としても重要である。 |
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