所在地 東山区 |
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選定番号 第6-012号 |
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推薦理由(抜粋) 鴨川を挟む五条通から九条通までの大仏柳原庄の庄屋として450年続く旧家である。建物は,近世中期の町家の遺構として形式を保っており,その来歴・変遷が今村家文書に詳細に残されている。 認定番号
第114号 認定理由 今村家住宅は本町通の西側に建ち,主屋は間口6間半,奥行6間の規模を有する。北棟及び南棟部分に分かれる。北棟部分は通り土間の北側に1列に3室(ゲンカン,ダイドコ,ザシキ)を配する。南棟部分は表側に物置を配し,奥は北棟部分と合わせて広い土間となる。北棟はつし2階を設け,むしこ窓の外観としている。主屋の普請については一連の文書が残る。そのうち宝暦12年(1762)の普請願と平面が一致し,部材の経年状態とも齟齬がないため,同年頃の建築と考えられる。ザシキには床と棚が備えられているが,昭和6年の改修で設けられたものと判明している。主屋の奥には納屋2棟,離れが建っている。普請文書から建築年代やその後の変遷が判明し,京都市内の町家としては最古級とも言える18世紀半ばに遡る遺構であることが分かる重要な町家建築である。 国登録有形文化財(建造物) |
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