所在地 東山区 |
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選定番号 第5−031号 |
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推薦理由(抜粋) 松風嘉定の邸宅として大正年間に建築され,設計は日本の近代建築に大きな影響を残した武田五一である。洋館でありながらも随所に和風の面影が残る貴重な建物となっている 認定番号
第71号 認定理由 順正清水店は,清水焼から事業を起こした実業家である松風嘉定の邸宅として,京都を代表する近代建築家,武田五一の設計により大正10年(1921)頃に建てられた。木造4階建の建物には,人造石洗い出し仕上げの外壁に縦長の窓やベイウインドウが付き,幾重にも重なる和風の瓦屋根を備えるなど様々なスタイルを取り入れた折衷様式の外観をとっている。内部は,1,2階とも大きな階段室を軸に部屋を配置し,3階は洋室1室のみの構成で,4階は,眺望の良い立地を活かし望楼として使用されていたとみられる。内装においても,洋風をベースに日本の伝統的なデザインを巧みに組み込んだ意匠となっている。内外部ともによく保存され,その特異な意匠などは重要な価値がある。また,京都に深く関わった実業家と建築家の手により建築された住宅遺構として貴重である。 国登録有形文化財(建造物) ホームページリンク: 順正清水店 五龍閣のホームページはこちら(外部リンク) |
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