所在地 上京区 |
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選定番号 第7−008号 |
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推薦理由(抜粋) 西陣に建つ大型の京町家で,明治時代に建てられたと伝わる。建築当時の姿をよく残しており,景観に重要な役割を果たしている。内部の保存状態もよく,火袋の小屋組みも美しい。 認定番号
第171号 認定理由 上京区の中立売通に面して建つ町家建築である。大正6年(1917)に横山家が織物業に用いられていた町家を購入したものと伝わる。建築年代は定かでないが,部材の状況から明治前期には遡ると判断される。当時の当主は,丸帯問屋の番頭を務めていたとされる。 建物は間口6間の規模で,1階に出格子を設け,2階をむしこ窓とする伝統的な京町家の外観である。西側(上手)部分は棟が一段落ちる外観で大戸が嵌められているが,この部分は室内からは壁面となっている。平面は,西側に通り土間をとり,変則的ながら2列に7室の居室を配する。上手列は表側室とブツマの間に中庭を配し,その奥に座敷が設けられている。座敷が書院造風であるのに対し,ブツマは床廻りにアカマツの皮付材や絞丸太を用いる数寄屋の意匠を用いる。階段は上手列と下手列の間につくられる。同階段部分には一部に厚い壁が確認され,上手列が増築された可能性が推測される。土間境奥の和室は元々は織場として用いられた土間であったと伝えられており,同室の内装部材が他室より新しい点とも符合している。座敷に面して蹲(つくばい)や春日灯籠を用いた奥庭を配する。敷地奥には,土蔵2棟と納屋が建っている。 横山家は,西陣に残る町家建築で造作意匠の質も高い。土蔵や納屋などの構成も良く残しており,西陣の織物業の歴史を伝える町家として重要である。 景観重要建造物,歴史的風致形成建造物 |
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