所在地 北区 |
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選定番号 第8−001号 |
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推薦理由(抜粋) 北区小野郷の神社。岩戸社と落葉社のふたつの本殿が祀られ,背後には巨大な岩がある。岩戸社は小野上村の氏神で,近世に現在の地に遷されたと伝わる。落葉社は小野下村の氏神で,源氏物語に登場する「落葉の宮」を祭神としているとも伝わる。境内には4本のイチョウの大木が立ち,紅葉が美しい。 認定番号 第156号 認定理由 岩戸落葉神社は,近世より林業で栄えた北区小野郷に立地する。元和(げんな)年間に小野郷旧上村の落葉社が焼失し,旧下村の岩戸社に合祀されたと伝わる。このため,現在では小野郷全体の氏神となっている。東側の岩山を背に岩戸・落葉両社を合祀した本殿,摂社御霊社(せっしゃごりょうしゃ),拝殿が建ち,この他境内には,稲荷社,山神社(やまじんじゃ),宝蔵(ほうぞう)などが配置されている。 文書資料より享和4年(1804)に「模様替え」の普請を行ったと考えられ,明治3年(1870)の境内図ではほぼ現状の配置が整備されていることが分かる。このため,本殿と御霊社は,その後の修理を経ながらも,江戸後期に遡る建物と推測される。本殿は檜皮葺の一間社流造。向拝の木鼻には獏(ばく),蟇股には鳳凰の彫刻が残る他,龍の彫刻を施した脇障子の部材が保存されており,装飾的なつくりであることが分かる。右脇には一間社流造の摂社御霊社が建ち,本殿とともに一つの覆屋に収められている。拝殿は,墨書より明治34年(1901)の再建と確認される。 岩山を背にする岩戸落葉神社の景観は壮観で,近年では晩秋の落葉の頃のライトアップが人を集めている。小野郷の氏神として現在でも地域のコミュニティーの中心となっており,重要である。 |
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