認定番号 第64号
認定理由
山田家は醍醐寺と関わりのある家柄であり,現当主は18代目にあたる。建物は,明治8年(1875)の建築で,木造平屋建て,切妻造り桟瓦葺で,明治38年(1905)に大規模修繕したものと考えられる。屋敷の敷地は醍醐道に北面し,薬医門を入ると正面に間口約5間,奥行約5間の居住棟,これに雁行する形で間口約5間,奥行約4間の座敷棟が続き,座敷棟は南北に庭を配している。南側の緩やかな築山に囲まれた庭には,枯滝石組や庭の中央に築かれた中島の両側を周り込む枯流れが配され,北側の庭は杉苔が豊かに生えている。山田家は,式台玄関などを備え醍醐寺の周辺地域の歴史的文化を伝える建物として貴重である。
参考 景観重要建造物
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