認定番号 第41号
認定理由
生業は大正4年(1915)創業で,京鹿の子絞の技術を受け継いでいる。主屋は昭和8年(1933)に手を入れられた記録が残る木造2階建て,切妻瓦葺の表屋造である。新町通に面する外観は,1階が3枚引きの大戸とその北側に腰壁モルタルの上部木製格子,2階は木製枠のガラス窓である。内部は生業のために改修が行われ,現在も仕事場や展示スペースとして使われている。主屋と土蔵の間の中庭には石灯籠,木製灯籠,袖垣,つくばいなどがほどよく配置され,座敷から景色を楽しめる。呉服問屋が多く,表屋造の町家が残る通りの景観を形成している建物である。
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