認定番号 第78号
認定理由
駒井家は,昭和2年(1927)京都帝国大学理学部教授であった駒井卓博士の住宅として建てられた。東山に向け眺望の良い庭を持つ敷地には,木造2階建てで,外観をスパニッシュ様式とした主屋と,北側に付属棟,東側にテラスを配する。内部は,1階に玄関ホール,居間,食堂,6畳室を配し,2階に寝室,書斎等を設けており,洋風住宅プランの一角に和室を加えた折衷的な間取りとなっている。駒井家は,米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが円熟期に設計した住宅建築であるとともに,昭和初期における典型的な中規模洋風住宅として重要である。
参考 市指定有形文化財(建造物)
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