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田中家(たなかけ)[Tanakake]

所在地
 下京区
 
選定番号
 第1−052号
  


推薦理由(抜粋)
 明治後期の建築で,客間の天井は天然屋久杉の一枚板,床は松心材の一枚板,柱は栂の四方柾・北山杉など,本願寺再建時の端材が用いられたとされる。


認定番号
第82号

認定理由
 七条通り沿いに北面して建つ田中家は,市電敷設による曳家により,現在の位置となった。北西側に大きく隅切りとなった敷地には,明治28年(1895)東本願寺再建の際の御下賜品の建材を用いたと伝わる主屋,その西側の大正から昭和初期に増築された貸家,主屋南側にはオクニワを挟み蔵が建つ。主屋は,桟瓦葺切妻造平入の2階建てで,2階の軒は高く,袖壁と格子戸,平格子を備える。間取りは,一列三室型となっており,ミセノマ,ナカノマ,座敷と続き,ミセニワ,ゲンカンニワ,台所のあるハシリが並ぶ。室内は一部改修が見られるものの,建築当初からの建築材料が残っている。田中家は,町家の佇まいを現在も良好に保持し,通り景観の形成に欠かせない重要な建物となっている。



 景観重要建造物



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