所在地 右京区 |
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選定番号 第6−023号 |
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推薦理由(抜粋) 全国に約900社を数える大宝年間創建の愛宕神社の本社。江戸期の建築と伝わる本殿などの建築物の欄間には,菊や鳳凰など見事な彫刻が施され,この社の価値を高める要素となっている。 認定番号
第124号 認定理由 愛宕神社は大宝年間(701〜704)に役小角が神廟を造立したことに遡るとされる,全国の愛宕神社の総本社である。近世までは神仏習合の形態をとり,白雲寺・愛宕権現と呼ばれた。修験者の修行場であるとともに,火伏の神としても信仰を集めた。現在の祭神は本社に稚産日命・埴山姫命・伊弉冉命など,合わせて十数柱が祀られている。本社本殿は棟札・御幣より天保7年(1836)に再建されたことが分かる。昭和4年(1929)の改修時に北側に曳家され,前方(南側)に幣殿、拝所、東西廻廊が建築された。こうした大規模な改修は,昭和4年の愛宕山鉄道(平坦線,鋼索線)の開通による参拝者の増加を見込んだものと考えられる。本社本殿は,桁行5間、梁行3間の身舎に向拝がつき,下屋部分を内部に取り込み,全体を檜皮葺き屋根で覆っている。本殿の前方に幣殿、拝所、東西廻廊が接続する。また,本社の奥には若宮社,奥宮が建つ。また,境内には神門,社務所などが残る。 近世以前の境内景観が近代のツーリズムに対応して整備された姿が残り,往時の繁栄を今に伝える。京都の歴史にとって欠くことのできない極めて重要な建築群である。 ホームページリンク: 愛宕神社のホームページはこちら(外部リンク) |
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