<Itoke> |
||
推薦理由(抜粋)
伏見街道沿いの間口約8間の規模を持つ町家。厨子2階にも関わらず高さを感じさせる外観,年月を経て重みを増した木質感に圧倒される。
|
||
認定理由
主屋は2棟で構成され,間口4間半の南棟は江戸時代享保期,間口2間半の北棟は明治時代前半の建築と伝わる。大屋根の両側に丸瓦を2列並べ,煙出しのある表構えを持つ。南棟の厨子2階は大壁で,大屋根と通り庇の軒裏には漆喰が塗られ,袖壁が建てられている。中には7つ竈やはしり庭の上部に小屋組みが残る。北棟は大屋根軒裏と通り庇に厚板を張る。大屋根を切妻平入とし,両棟ともに虫籠窓が残り,通り庇の高さを揃えている。座敷からの庭の眺めは,季節の移ろいを伝えてくれる。建築された時代の異なる2棟が,間取りや意匠を維持しながら,調和している姿は,伏見街道の趣ある景観を形成している。
|
||
◆ 伊東家の個別ページはこちらから
◆ 「今月の彩」インデックスページへ戻る
京都市 文化市民局 文化芸術都市推進室 文化財保護課 〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地(分庁舎 地下1階) 電話:075-222-3130 FAX:075-213-3366 (C)2013 City of kyoto. All rights reserved. |
---|